確実に!差し込みコンセント交換
電気器具で最も多いコードやプラグ部分の故障を防ぐには、適正な長さでコードを使用し、プラグを手で丁寧に扱うことが大切です。器具が止まったり動いたりする現象は、コードに傷みやプラグ内のトラブルが考えられます。傷んだコードはその部分を切り取って、劣化したプラグは新しいものと交換します。いずれにしても、プラグをつなぎ換える作業が必要です。
プラグの交換は導線の巻き方に注意しましょう!
プラグの交換は誰にでもできそうですが、いい加減に作業すると、「ヒゲ線短絡」といって内部の(+)と(-)の導線がショートし、思わぬ事故につながります。
2本のコード内にある何本もの導線を時計回りにねじって、バラバラにならないようにしっかり止めることが大切です。
導線を時計回りにねじるのは、それを止めるネジと同じ回転方向にしないと、すぐにほぐれてショートする恐れがあるからです。
まずはビニールコードをカットします。
新しいプラグと交換するときは、なるべくプラグに近い位置で交換しましょう。
ビニールコードが傷んでいるときはその部分の手前をニッパーかペンチで切断します。
切り込みを入れます。
ニッパーやカッターでビニールコードの先端の真ん中に切り込みを入れます。
ビニールコードを裂きます。
手で5cmくらいまでビニールコードを裂きましょう。
ビニールを剥きます。
くれぐれも導線を傷つけないように、先端から3cmくらいのところをニッパーかペンチで切り、ビニールを剥きます。
時計回りに導線をねじります。
ネジと逆回転にするとバラバラになる恐れがあるので、時計回りに導線をしっかりねじります。
ネジに導線を巻きつけます。
プラグのネジをゆるめ(はずしてしまうと作業がしにくいので)、導線を時計回りに巻きつけます。
2本のうちどちらを左右に取り付けても構いません。極性はありません。
プラスドライバーで締め付けます。
プラスドライバーでネジを締め付け、はみ出た導線があればニッパーでカットします。
それでも不揃いなら、「ヒゲ線短絡」の原因になるので、はずしてもう一度導線をねじって巻き直しましょう。
これで作業完了です。
後はふたを閉めて、コンセントに差し込み通電を確認して終了です。