障子紙(アイロンタイプ)の張り替え方法

簡単!アイロンで障子紙を貼る

障子紙(アイロンタイプ)の張り替え方法について紹介しています。アイロンタイプの障子紙は裏側に接着剤がついていて、アイロンの熱で接着する障子紙です。のりを使わないので、紙の切り落としが簡単にできます。アイロンは障子紙全体にかけるのではなく、接着する部分だけをアイロンの先端で押さえるようにすると、綺麗に仕上がります。四隅を止めて、桟に移り、最後に外枠という順番でアイロンをかけるとシワにならずに止まります。アイロンはできるだけゆっくり動かすのがコツです。

~ここが大切です!~

①古い障子紙やのりの剥がし残りがないように水拭きし、十分に乾かしましょう。
②アイロンは「中温」にセットして、中心から外に向かってかけていきます。
③紙をまっすぐ置いた後、四隅をアイロンで止めてから作業を始めましょう。

~アイロンタイプの張り替え方法~

『①古い障子紙を剥がして、枠を水拭きする』
障子紙の張り替え方法(のりタイプ編)のページの1~3を参考に障子紙を剥がしましょう。
☆ポイント☆上手に仕上げるには、古い紙やのりの剥がし残りを拭き取り、よく乾燥させてから張り替えを行いましょう。
障子紙剥がし

『②枠にマスキングテープをはる』
枠の紙じゃくり(障子紙を張るための枠の溝)を残して、マスキングテープを曲がらないように張ります。
紙じゃくりがなければ、枠の内側6mmぐらいを残して張ります。
マスキングテープ

『③上隅1ヶ所をアイロンで止める』
障子紙をのせ、上隅の1ヶ所を「中温」にセットしたアイロンの先端で押さえて紙を止めます。
1ヶ所アイロン止め

『④紙を全体に広げ、四隅を止める』
紙を全体に広げ、曲がりやたわみがないか確認して残りの三隅をアイロン先端で押さえて止めます。
四隅を止める

『⑤桟、次に周囲をアイロンで止める』
障子の中央から外側に向かって紙がたるまないようにしながら、全ての桟をアイロン先端で押さえて圧着します。
周囲をアイロン止め1

次に、枠の周囲部分をアイロンの先端で丁寧に押さえて圧着します。同じところにアイロンをあてすぎないように注意しましょう。
周囲をアイロン止め2

『⑥余分な紙を切る』
張ってあるマスキングテープのへりに沿って地ヘラをあて、カッターナイフで余分な紙を切り落とします。
☆ポイント☆余った障子紙は、部分補修用に保存しておくといいですよ。
余分な紙を切る

『⑦全体に霧を吹く』
切り終わったら、霧吹きで全体に軽く湿らせて陰干しにすると、綺麗に仕上がります。
乾燥後に接着もれが見つかったら、アイロンでその部分を押さえなおしましょう。
霧を吹く

~インフォメーション~

↑ PAGE TOP