電気ホタルスイッチの交換方法

スイッチにしっかり確実に差し込みましょう!

【注意】スイッチおよびコンセントの交換は、電気工事士法の軽微な作業に該当せず、工事士資格が必要な作業となります!
抜いて差し込むだけ!家庭の壁面に付いている電気スイッチ(片切り・両切り・3路・4路)の交換方法やホタルスイッチへの交換方法、簡単!楽々プッシュ!押しボタンスイッチのコスモシリーズワイド21への交換方法について紹介しています。暗い階段や部屋で、ほたるスイッチ(スイッチが光っている物)が付いていると場所が分かりやすく安全で、尚且つ照明のスイッチが入っているままなど表示が確認できて便利です。

~まずは安全に、感電防止!ブレーカー(配線用遮断器)を切る!~

交換しようとしているスイッチの回路がどれか分からない場合は、照明を点けたままで、玄関か洗面所等にある電灯分電盤ブレーカー(配線用遮断器):(右側にいくつかあります)を順番に切ってみて下さい。照明が切れた時のブレーカーがそうです。
ブレーカー(配線用遮断器)の確認が出来たら、安全の為に作業終了までそのブレーカーを入れないでください。
そしてスイッチプレートを取り外します。スイッチプレートの取り外し方法については、スイッチプレート交換方法のページを参照して下さい。

~「片切り」と「両切り」スイッチの交換方法~

DIY道具:プラスドライバーマイナスドライバーベビーマイナスドライバー

スイッチには「片切り」と「両切り」タイプのスイッチがあり、一般よく使われているのが「片切り」タイプのスイッチです。
画像が見にくい時は保存してから拡大してくだい。(^^♪

片切り表 片切り裏

左:片切り表 右:片切り裏

コスモシリーズ表 コスモシリーズ裏

左:コスモシリーズ表 右:コスモシリーズ裏

スイッチ1

スイッチプレートを外すと、スイッチが取り付けてある「埋め込み連用取付枠」の上下2本のビスをプラスドライバーを使って取り外し、スイッチごと連用枠を引き出します。
写真はコスモシリーズワイド21ですが、そうでない場合は、金属の埋め込み連用取付枠になります。
この時注意する点は、埋め込み連用取付枠を止めてある壁の中の「埋め込みスイッチBOX」がない場合があります。スイッチ上下のすき間から埋め込みスイッチBOXがあるかを確認して、埋め込みスイッチBOXがない場合は、挟み金具(石膏ボード等C型挟み金具など)を使用しているので、挟み金具を壁の中に落とさないように、ネジを全て緩めないように確認しながら取り外してください。

スイッチ2

スイッチを引き出したら、スイッチの裏を見ます。そこで、片切り両切りかを確認し、同じタイプのスイッチを用意します。
ほたるスイッチやコスモシリーズワイド21、運転表示(確認表示)ランプ付きスイッチ(換気扇など)等に替える場合はここで同じタイプのスイッチ(片切り両切りか)を用意しましょう。

スイッチ3

今取り付けてあるスイッチ裏にマイナスドライバーを差し込み、電線を取り外します。
先が6mm(普通)のマイナスドライバーでも差し込めますが、先端幅の狭いベビーマイナスドライバーを使うとより差し込みやすいですよ。

スイッチ4

写真の様にスイッチを埋め込み連用取付枠からマイナスドライバーを使い取り外します。スイッチ横の埋め込み連用取付枠のすき間にマイナスドライバーを当て入れてねじるとスイッチが取り外せます。
スイッチは取り替える物だけ外しましょう。スイッチが2個3個付いていて、全て取り替える場合は全て取り外しましょう。

スイッチ5

新しいスイッチを取り付けます。
写真の様にスイッチを埋め込み連用取付枠にマイナスドライバーを使い取り付けます。先ほどの埋め込み連用取付枠の横のすき間の外側にマイナスドライバーを当て入れてねじり、スイッチを取り付けます。
ほたるスイッチと元と同じスイッチはそのまま取り付け、コスモシリーズワイド21のタイプを取り付ける場合は専用の埋め込み連用取付枠スイッチプレートが必要となりますので、用意しましょう。
この時スイッチがグラグラしていないか確認してください。グラつく場合は、もう少し強く右側のツメを押し当てましょう。
※注意※金属タイプの埋め込み連用取付枠は何回かスイッチ等を取り付けていると、右側のマイナスドライバーで押し付ける部分が折れてしまいます。折れた場合は新しい埋め込み連用取付枠に替えましょう。

後は、スイッチ裏の剥きしろゲージに電線の剥きしろを合わせて奥までしっかりと確実に差し込みます。
『差し込む場所は必ず同じ場所です!』
剥きしろは、松下電工製は10mm、東芝製は12mmとなっていて、剥きしろが合わない時は電工ナイフやカッター、VA線ストリッパーで剥き直すか、ペンチで切断しましょう。
片切り」と「両切り」のスイッチ共に、差し込み口の極性はありません。(どちらに黒・白の電線を差し込んでもOKです)
※ポイント※スイッチに差し込む電線を剥き直す場合は、スイッチ裏にある剥きしろゲージがあるので、その長さで電線を剥いてください。くれぐれも電工ナイフやカッターの刃を入れ過ぎて心線導体に傷付けないようにしてくださいね。
電線の接続方法(剥き方)については、別サイト「エアコンの電線の剥き方や接続方法」で紹介しています。
そして、壁の中にスイッチを押し込み、元通りに取り付けます。
少し電線を曲げると収めやすいですよ。
最後の確認作業は、ブレーカーを入れ、スイッチを入り切りしてみて、照明などが点くか確認して終了です。

~階段での3路・4路スイッチの交換方法~

片切り」と「両切り」スイッチの交換方法で紹介したスイッチとは違う種類の「3路4路」スイッチの交換方法です。
何が違うかと言うと、スイッチの裏を見てもらえば分かると思います。

3路表 3路裏

左:3路スイッチ表 右:3路スイッチ裏

4路表 4路裏

左:4路スイッチ表 右:4路スイッチ裏

片切り両切りとは違い、数字が「3路は0・1・3」と「4路は1・2・3・4」と書いてあり、ほたるスイッチやコスモシリーズワイド21のスイッチが同じくあります。
コスモシリーズワイド21の場合、埋め込み連用取付枠とスイッチプレートが別途必要となるので、スイッチ同様用意しましょう。
接続方法は難しくありません。交換するスイッチの裏を見てみて、3路スイッチなのか4路スイッチなのかを確認するだけです。
そして、片切り両切りスイッチの交換方法と同じ交換方法で、数字を合わせて差し替えるだけです。
☆ポイントは電線を外した時に、どの電線が何処の場所に差さっていたか分からなくなることですので、「電線を1本外したらそのまま同じ番号の新しいスイッチにすぐ差し込む」という作業を繰り返す事です。
こうすると、差し込む場所を間違うことがありませんので、スムーズに作業することができます。
後は元通りに組みつけて完了です。

~インフォメーション~

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~DIYへの道~

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