穴を開けるドリル きり ノミの使い方

【キリ】や【のみ】の使用方法

このページでは穴を開ける道具、電動ドリル、きり、ノミの使い方を紹介しています。穴を開ける道具で最もポピュラーなきりには、用途によっていろいろな形状のものがあります。主な使い方は木材に打つ釘やネジの下穴作りです。木材同士を接合するときのほぞやほぞ穴を彫るときはノミを使います。

最初は「きり」の使い方です!

釘やネジを使う時、きりで下穴を開けてから行うと、板が割れたり釘やネジが曲がったりの心配がありません。
木工に慣れない人ほど、こうした準備が必要です。
使い方のコツは、真上から見て、まっすぐ穴を開けていくことです。
きり1
柄の上部を両手の手のひらではさみ、もみながらしたに押していきます。
穴がずれないように始めはゆっくり、ずれる心配がなくなったら強めにもむようにして穴を開けていきます。
きりは常に垂直にあてましょう。

~「きり」の種類です~

きり2 きり3
左:「三つ目(三方きり)きり」
木ネジの下穴に使用
右:「四ツ目(四方きり)ぎり」
釘などの下穴に使用

きり4 きり5
左:「ネズミ刃錐
ダボ穴の下穴に使用
右:「坪錐
大きめの穴に使用

~「ノミ」の使い方です~

ノミは穴を彫ったり、凸部を削ったりする時に使います。
刃幅によって何種類かに分かれていますが、9mm、15mm、24mmの3種類そろえば十分です。
木目に直角に打ち込むときは強く叩きますが、平行に打ち込む時は、木目にそって割れる事があるので注意が必要です。
上手に打ち込むコツは柄の延長上から見ながら作業を進めることです。
ノミ1 ノミ2
左:始めはまっすぐ打ち込む、右:刃の裏表

『使用例です』
ノミ3 ノミ4
左:①「垂直に打ち込む」
刃の裏を外側に向けて印より2mm程度内側に打ち込みます。
右:②「30度に打ち込む」
刃の裏を上にして、30度の角度で打ち込みます。

ノミ5 ノミ6
左:③「反対側を同様に彫る」
半分ほど彫り進んだら、今度は反対側を同様に削ります。
右:④「寸法いっぱいに削る」
粗削りができたら、刃の裏を外側にして寸法いっぱいに削ります。

~電動ドリルの使用方法です~

ドリルを大きく分けると、手動式と電動式の2タイプになります。
使い慣れれば、電動ドリルの方が作業性も高く、便利ですよ。
家庭用のものであれば値段も手ごろで、ドライバーとしても使えるタイプからコンクリートなどに使う振動ドリルタイプまで種類も豊富です。

電動ドリル1
①「キリ先を選ぶ」
開けたい穴のサイズに合ったビット(先端のきり)を付けます。

電動ドリル2
②「センターポンチで案内穴を開ける」
ビットが滑らないように案内穴を開けておきます。

電動ドリル3
③「垂直に押す」
体重をかけるようにして垂直に押します。

板に穴を開ける場合は?

電動ドリル4
キリを垂直にあて、スイッチをONにし、全体を押すようにして力を加えていきます。

電動ドリル5
②刃先が出たところで止めます。

~インフォメーション~

↑ PAGE TOP