マスキングテープの上手な貼り方
引越しのときに大活躍するテープ類。「テープは梱包用」と思っている人も少なくありません。しかし、マスキングテープや仮止めなど、住まいのリフォームにも欠かせない道具のひとつになっています。小さなフックからカーペットまで、住まいの色々な接着に役立っています。
~では、マスキングテープから~
塗料や充てん剤(コーキング等)などを使う時、塗りたくない場所を隠すのがマスキングテープです。
塗装では刷毛(はけ)と同じくらい重要な用具です。
マスキングテープを使う利点は、「境目が綺麗に仕上がる」「汚れを気にせず大胆に塗れる」、つまりアマチュアでもプロ並の仕事ができることです。
時間がないからとマスキングテープの作業を省いたら、はみ出た塗料の処置など余計に時間がかかってしまったというケースも少なくありません。
マスキングテープは幅24cmのタイプが一般的ですが、テープにビニールが接着していて、広い面をカバーできるようになっている養生シート(布コロナマスカー、ロールマスキング)も便利ですよ。
塗装の時やコーキング時に!
材料に印をつけたり、養生シートで養生したり。
~両面テープの使い方~
接着剤と同様に2つの面を貼り合わせる時に役立つのが両面テープです。
使う場所によって幅のサイズを選びましょう。
下地の汚れをよく落とし両面テープを貼った後、紙をめくりもう一方の面に接着させます。
小さなフック止めからカーペットまで用途は色々ですよ。
左:カーペットやクッションフロアの敷設に
中:フックの裏に貼って壁に止める
右:釘やネジを使う時の仮止めに
~その他のテープの種類です~
一般のテープには「2つの材料を接着させる」、「マスキングをする」、「仮止めをする」などの機能がありますが、住まいの補修に役立つ機能をもった専用のテープも売っていますよ。
すき間風や水漏れなどに困っていたら、ホームセンターの「テープ類売り場」を探してみるといいですよ。かなり種類があります。
毛付きすきまテープ
立てつけが悪くなった戸の枠などに貼ります。
クッションがすき間を埋めます。
ビニールテープ
コード類の補修に。キリやドリルビットに巻けば、穴の深さの辺りを付ける時に便利ですよ。
アルミテープ
凸凹のあるトタン屋根や外壁などに使います。屋外の防水、台所、シンクなど耐水補修に役立ちます。
敷居すべりテープ
すべりが悪くなった敷居に貼ると、動きがスムーズになりますよ。