握り玉ドアノブをレバーハンドルに交換する方法

自分でドアノブをレバーハンドルに替える!

握り玉タイプのドアノブは、ノブを握って回すので、ある程度の力が必要です。手に力が入らないと上手くノブが回らず、ドアが開けにくくなります。そんな時は、楽にドアが開けられるレバーハンドルに交換してみましょう。室内のドアなら防犯上の心配もありません。

まずは、サイズとメーカーを確認する!

ドアノブを交換する時は、ドアノブ周りのサイズの測り方のページを参考に、現在付いているドア錠のサイズを測り、メーカー名を確認しましょう。
それらの寸法をメモしてお店(ホームセンターなど)に持って行き、同じ構造のものを探してもらいましょう。
鍵は種類によって構造が異なるため、基本的には同じ種類のものにしか交換できませんが、中には取り付け部品を使い分けることによって兼用で使えるものもあります。
このページでは、円筒錠のもチューブラ錠にも使用可能な、兼用タイプのレバーハンドルを使っています。

ドアノブ交換の材料と道具

DIY道具:プラスドライバーマイナスドライバーウォーターポンププライヤー千枚通し(四方キリ)、つまようじ、ニッパー

ドアノブ1

①内側のドアノブ
②外側のドアノブ
③座金(回り止めのプレート)
④座金と外側のノブを止める為のネジ4本(写真はネジ筒で止めています)
⑤ラッチボルト
⑥ラッチボルトを止める為のネジ2本
⑦ラッチを受ける箱受けと受け皿、ネジ2本

ドアノブ(握り玉)の取り外し作業

ドアノブ2

内側の小さな穴に千枚通し(四方キリ)をさして押します。
千枚通し(四方キリ)は穴に対して垂直にさし、軽く押しながらノブを引くようにすると外れます。
それでも無理な場合は、丸座自体をウォーターポンププライヤーで掴み、反時計回りに回して緩めます。(この時、ウエス等を当てて掴むと傷が付きませんよ)

ドアノブ3

内側のノブを抜き取ります。

ドアノブ4

丸座の切り欠きになっている部分にマイナスドライバーを差し込み、浮かせるようにして丸座を取り外します。

ドアノブ5

丸座を外すと座金が見えるので、上下の(左右)のネジをプラスドライバーで緩めて、座金を取り外します。

ドアノブ6

外側のノブを下から持って、ゆっくりと引き抜きましょう。

ドアノブ7

フロント板の2ヶ所のネジを外します。

ドアノブ8

穴側からマイナスドライバーを当てて、ラッチボルトを押し出すと、フロント板が浮くので、手で楽に取り出せます。

ドアノブ9

これで握り玉のドアノブが完全に取り外せます。

レバーハンドルを取り付ける

ドアノブ10

ネジ穴を小さくするために、ネジ穴をつまようじで埋めます。これは木栓(もくせん)と言います。
つまようじの先端に接着剤を付けてネジ穴に差し込み、余分に出たつまようじをニッパーでカットします(手で折ってもいいですよ)。
つまようじは金づちで出来るだけ奥まで入れましょう。
穴が大きい時は、つまようじを2本入れてもいいですよ。

ドアノブ11

ラッチボルトを差し込み、フロント板の2ヶ所のネジをとめておきます。
ネジをとめる時は、交互に少しずつ締めます。
また、ネジは最終的にきつく締めるので、少しゆるみを残しておきましょう。

ドアノブ12

外側のノブに座金、ネジ(ネジ筒を使います)をセットします。

ドアノブ13

外側のノブを穴に差し込みます。

ドアノブ14

外側のノブと鍵の開閉状態をそろえてから、内側のノブを差し込みます。
そして、2ヶ所のネジを交互に少しずつ締めていきます。

ドアノブ15

レバーを何回か動かしてみて、ラッチボルトがスムーズに連動していれば、フロント板のネジを最後まで締め付けて終了です。

ドアノブ16

作業終了後のドアノブの外側です。

ドアノブ17

作業終了後のドアノブの内側です。

ドアノブ18

ラッチを受ける側の箱受けなどは、今までのものを使用してもいいですよ。
交換する場合は、ドアノブの交換後に行いましょう。

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