歪んでいるドアを修理する方法
玄関などのドア(開き戸)の歪みや接合部の蝶番や建て付けを修理する方法について。ドアの閉まりが悪くなるのは、家庭の構造に狂いが生じているケースも考えられますが、蝶番に原因があることも少なくありません。ギーギー鳴ったり、ガタガタしたりするのは、潤滑油不足や蝶番のネジのゆるみが考えられます。潤滑油の不足は音が気になるだけではなく、放っておくと金属の磨耗を早め、故障の原因になります。開閉がスムーズでないと感じたら、蝶番を点検し、調整してくださいね。
ドアの接合部「蝶番」を点検しましょう
DIY道具:潤滑剤、プラスドライバー、マイナスドライバー、金づち(げんのう)、割りばし、四方キリ
蝶番は、何年も使っていると傷んできます。
ギーギーといやな音がしたら、まず点検し、そのままにしておかないことです。
潤滑油が不足していたら、防錆潤滑剤をスプレーします。
一度スプレーしたらドアを開閉し、それを何度か行って潤滑剤をしみこませます。
まずは、ギーギーと音がし始めている蝶番に防錆潤滑剤をスプレーします。
潤滑剤に付属のノズルを付け、蝶番のナックル部の継ぎ目にスプレーします。
潤滑剤の塗布が終わったら蝶番を締めなおします
まずは、写真のようにドアの下に木片や雑誌などをはさんで、ドアの高さを正しい位置に固定します。
ネジを締めなおす作業に入ります。
蝶番のネジのゆるみをプラスドライバーで締め直します。
上の蝶番はゆるみやすいのでしっかり締めましょう。
ドアの傾きの調整は名刺などの厚紙で調整をします。
板をはずしてみて、まだグラグラするようなら、柱側の蝶番をはずし名刺などの厚紙をはさんで締め直します。
蝶番を取り付けるネジ穴を補修する作業です。
ネジ穴が大きくなってネジが利かない場合、同じ径で長めのネジと交換すると利きがよくなります。
本格的にネジ穴を補強するには、割りばしなどを径に合わせて削り、差し込んでからネジを締めます。
まずは、割りばしをカッターで削ります。
少し太めに割りばしを削りましょう。
その割りばしに木工用ボンドをつけます。
穴の深さくらいにまんべんなく木工用ボンドをつけましょう。
そして金づち(げんのう)で割りばしをネジ穴に打ち込んで、平らにカッターナイフで削りとります。
打ち込みが終わって、木工用ボンドが乾いたら、四方キリで下穴を開けてからプラスドライバーでネジを止めます。
蝶番の交換が必要な時の作業
①ドアは重たいものもあるので、安全の為に出来れば2人で作業をしましょう。ドアの下に木片などをはさんで、1人がドアを支え、もう1人が蝶番をはずします。
②ドアが倒れないように、下の蝶番からはずし、次に上の蝶番をはずします。
③はずした蝶番を見本とするか、写真を撮って店に持って行き、同じサイズのものを購入して、新しい蝶番を取り付けましょう。